2008年12月5日金曜日

特別講義@ウルサン大学

知識の視覚化/経験の視覚化

今回は拓殖大学の岡崎先生の前座!?ということで、いつも自分がやっているデザインの基本になる部分の話をしてきました。

2008年11月30日日曜日

2008年10月31日金曜日

安田講堂でドキュメンテーションライブ

「組織」と「学習」に関する産学協同シンポジウム
ワークプレイスラーニング2008
〜「企業教育」の新たな役割をさぐる〜
2008年10月31日(金) 10:00-16:30
東京大学 本郷キャンパス 安田講堂



大きなイベントでのリアルタイムドキュメンテーションは今回が初めて。でもバンドのライブのような気分でチャレンジしてきました。
今回は私にとって、情報デザイナーの新たな活躍の場を切り開く重要なチャンス。かなり気合いを入れて、踏ん張ってきました。
会場の方々からの注目度も高く、休憩時間や終了後も多くの方たちがドキュメンテーションウォールを眺め、写真に納めていたのが印象的です。
何をどう描き留めていくかは未だ試行錯誤中ですが、凄い手応えを感じたのは確かです。

シンポジウム終了後、バックステージパーティでは、リアルタイムブックにもチャレンジしました。これは、その場の出来事をその場で冊子化して、参加者の方々にお土産として持ち帰ってもらうというメディアです。これも今回は一般の人々の認知を高めるため、レーザープリンタを自前で持ち込み、いろいろトラブルはあったものの、目的を果たしました。この勢いで、なんとかビジネスモデルに持っていきたいと思っています。

2008年10月23日木曜日

「ちば・戦略的デザイン活用塾2008」イブニング講座

第1回:
ブランド構築、ロゴ・マーク、PRデザインなどの基礎知識
〜グラフィックを活用して〜
講師 山崎和彦、原田泰
10月23日(木) 18:00-20:00
千葉工業大学津田沼キャンパス
7号館4階 7407講義室

今回は原田担当ということで、「ブランディング」をお題にいただき、社会人向けのセミナーを担当しました。

最近の私のこだわりとして、演習でも講義でも授業は全て、ワークショップ的な設計で取り組んでいます。
今回のブログラムは
・えがく
・ものがたる
・よみとく
・ふりかえる
という構成で、コミュニケーションデザインの導入教育をイメージし、そのブロトタイプのトライアルとしてチャレンジしてみました。

参加者のみなさんからは、自らの表現活動とその意味付けという構成が解りやすかった、と好評をいただきました。
このパターンをしばらく続けて、教材や書籍としてパッケージ化できれば、と目論んでいるところです。

2008年9月15日月曜日

体験授業08 講義内容2:デザインを取り巻く環境

さて、デザインにまつわる社会的環境は大きく変化してきています。

生産者vs消費者 から 生産者=消費者 へ
20世紀までは「生産者」と「消費者」は対峙する別の人々というイメージで捉えられがちでしたが、21世紀に入ってやっと「生産者」も「消費者」である、という当たり前のことが認識されつつあります。

表現する社会
もうひとつ、モノを作る・生み出すという活動が特別な人たちの特権でなく、誰もが表現できる時代、それが今の日本です。デジカメ、ビデオ、パソコンからブログ、出版、ファッション、音楽、インテリア、菜園 etc. 意識的な表現も無意識に表現していることも含めて、私たちは日常、身近にある道具を活用して様々な表現活動を行っています。
 誰もが表現する時代に、プロの表現者であるデザイナーはどうあるべきだと思いますか。

体験授業08 講義内容1:情報デザイン

原田担当分の講義内容を、記録として下記に残しておきます。
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デザイン科学科の授業を体験しよう
これからのデザイン分野とその方向性について

情報デザインコース:原田泰
プロダクトデザインコース:赤澤
インテリアデザインコース:橋本

これから大学でデザインを勉強しようと思っている皆さんに、どのようなデザイン領域(活躍分野)があり、そのために大学でどのようなことを学ぶのか、その触りの部分をご紹介します。
まずは、情報デザイン担当の私(原田)からです。
すでにみなさんは日常の様々な場面で「デザイン」という言葉を聞いたり使ったりされていると思います。しかし、「情報デザイン」ということばはあまり聞き慣れないかもしれません。一応ここでは下記のように定義しておきます。

情報デザイン
:人と人、人とモノ・コト(道具、場所、出来事など)が関わり合うときにおこる情報の流れを、表現と技術によって最適化することで、その経験の意味や価値を高めること。

情報デザインとは単にコンピュータを使った表現活動ということではなく、「情報」の流れという目に見えない事柄を対象として、それをデザインによって外在化することで、人々の活動を支援する(コミュニケーションをスムーズに・楽しく、理解を促進し活用しやすく…)表現活動であるということを知っておいていただきたいと思います。

オープンキャンパスにて模擬授業

9月15日は千葉工業大学のオープンキャンパスでした。デザイン科学科でも作品およびパネル展示と、学科紹介+模擬授業を実施しました。原田も今回は模擬授業に参加。橋本先生、赤澤先生とともに情報デザイン、プロダクトデザイン、インテリアデザインの各コース紹介を兼ねた30分の講義を2セット担当しました。

2008年8月13日水曜日

グッドデザインEXPO 2008 用展示パネルを入稿

準備を担当している先生方の協力を得て、無事に展示パネルのデザインを完成させました。




今回、「デザイン科学科のイメージカラーをどうするか」という議論の中で、まず千葉工大にデザインがある事を知ってもらうことが大事、工学部の中のデザインというイメージを積極的に伝えよう、という方向性が定まりました。
「美大のようなカラフルなイメージとは違うね」
その表現として、認知度の高い未来ロボティクス学科のイメージを意識してデザインしてみました。

展示ブースのテーマカラーは黒。パネルも真っ黒にしたいところでしたが、空間が単調になりそうだったので、黒→ブルーのグラデーションにして、奥行き感や「星座」的な空間を感じられる表現を試みています。実際の会場でどんなかたちに見えるか、楽しみです。

グッドデザインエキスポ2008

2008年8月8日金曜日

InSEA2008にてWS

8月7日 10:00〜11:40

InSEA2008での発表として、POP上田チームのWSをやってきました。

今回のワークショップはレゴとカットアップの組み合わせ。
いつものように、その場の力を引き出して(つまり現場を見てからエンジンスタート)、前日からの準備、当日のプログラム調整を経ての実践です。

会場は大阪国際交流センターのホール脇にある出演者控え室? 思ったより狭く、参加者がナンン員来るかも分らない状況での準備でした。

原田の担当は今回もドキュメンテーションウォール。リアルタイムドキュメンテーションの可能性を広めようと、急遽実施することになりました。

大まかな内容を決めて、土砂降りの雨の中、心斎橋のハンズへ買い出しに。10mロールの画用紙、Copic12色、チェキ、ドラフティングテープ、セロテープ、ハサミ等を購入。英語の雑誌は予想以上に高価なので購入をあきらめ、地元の人たちに持ちよってもらうことに。
※「いつでもどこでもドキュメンテーションキット」が必要だなと痛感したのでした。

当日は朝8時15分に集合。ロール紙をランチョンマットとして机に敷き、その上にレゴをガシャーッと広げて、お客さんを待ちます。誰も来ないのでは?と、不安がよぎりましたが、開始時時間までには十数人が集まり、じわっとスタートすることが出来ました。

Mind × Media × Heritage というテーマでレゴを使って表現をしてもらい、カットアップによってキーワードをつけていく。そんな内容の活動でしたが、参加した方達の作品は結構奥深いものでした。


ドキュメンテーションについては、今回は全く準備していなかったので(原田も自分の発表で精一杯)前日購入したチェキとCopic、そしてカバンに入っていたPostit!の残骸を駆使しての戦い。チェキは一箱(10枚×5パック)では全く足りず、参加者の様子は似顔絵とドローイングで対応。デジカメの威力を痛感したひとときでした。
結果的には楽しいワークショップとして、参加者の皆さんの心に刻まれたと思います。

Nobuyuki UEDA, Yasushi HARADA, Yuuka SATO
Designing a Future Vision of Learning through Art
カットアップで「アートを通しての学び」のヴィジョンを創る・語る
InSEA World Congress Programme
Abstracts of Invited Programs and Paper / Workshop Presentations
第32回InSEA(国際教育学会)世界大会2008in大阪 大会概要集, p401