さて、デザインにまつわる社会的環境は大きく変化してきています。
生産者vs消費者 から 生産者=消費者 へ
20世紀までは「生産者」と「消費者」は対峙する別の人々というイメージで捉えられがちでしたが、21世紀に入ってやっと「生産者」も「消費者」である、という当たり前のことが認識されつつあります。
表現する社会
もうひとつ、モノを作る・生み出すという活動が特別な人たちの特権でなく、誰もが表現できる時代、それが今の日本です。デジカメ、ビデオ、パソコンからブログ、出版、ファッション、音楽、インテリア、菜園 etc. 意識的な表現も無意識に表現していることも含めて、私たちは日常、身近にある道具を活用して様々な表現活動を行っています。
誰もが表現する時代に、プロの表現者であるデザイナーはどうあるべきだと思いますか。
2008年9月15日月曜日
体験授業08 講義内容1:情報デザイン
原田担当分の講義内容を、記録として下記に残しておきます。
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デザイン科学科の授業を体験しよう
「これからのデザイン分野とその方向性について」
情報デザインコース:原田泰
プロダクトデザインコース:赤澤
インテリアデザインコース:橋本
これから大学でデザインを勉強しようと思っている皆さんに、どのようなデザイン領域(活躍分野)があり、そのために大学でどのようなことを学ぶのか、その触りの部分をご紹介します。
まずは、情報デザイン担当の私(原田)からです。
すでにみなさんは日常の様々な場面で「デザイン」という言葉を聞いたり使ったりされていると思います。しかし、「情報デザイン」ということばはあまり聞き慣れないかもしれません。一応ここでは下記のように定義しておきます。
情報デザイン:人と人、人とモノ・コト(道具、場所、出来事など)が関わり合うときにおこる情報の流れを、表現と技術によって最適化することで、その経験の意味や価値を高めること。
情報デザインとは単にコンピュータを使った表現活動ということではなく、「情報」の流れという目に見えない事柄を対象として、それをデザインによって外在化することで、人々の活動を支援する(コミュニケーションをスムーズに・楽しく、理解を促進し活用しやすく…)表現活動であるということを知っておいていただきたいと思います。
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デザイン科学科の授業を体験しよう
「これからのデザイン分野とその方向性について」
情報デザインコース:原田泰
プロダクトデザインコース:赤澤
インテリアデザインコース:橋本
これから大学でデザインを勉強しようと思っている皆さんに、どのようなデザイン領域(活躍分野)があり、そのために大学でどのようなことを学ぶのか、その触りの部分をご紹介します。
まずは、情報デザイン担当の私(原田)からです。
すでにみなさんは日常の様々な場面で「デザイン」という言葉を聞いたり使ったりされていると思います。しかし、「情報デザイン」ということばはあまり聞き慣れないかもしれません。一応ここでは下記のように定義しておきます。
情報デザイン:人と人、人とモノ・コト(道具、場所、出来事など)が関わり合うときにおこる情報の流れを、表現と技術によって最適化することで、その経験の意味や価値を高めること。
情報デザインとは単にコンピュータを使った表現活動ということではなく、「情報」の流れという目に見えない事柄を対象として、それをデザインによって外在化することで、人々の活動を支援する(コミュニケーションをスムーズに・楽しく、理解を促進し活用しやすく…)表現活動であるということを知っておいていただきたいと思います。
オープンキャンパスにて模擬授業
9月15日は千葉工業大学のオープンキャンパスでした。デザイン科学科でも作品およびパネル展示と、学科紹介+模擬授業を実施しました。原田も今回は模擬授業に参加。橋本先生、赤澤先生とともに情報デザイン、プロダクトデザイン、インテリアデザインの各コース紹介を兼ねた30分の講義を2セット担当しました。
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