2010年12月14日火曜日

モビール@応用造形演習

久しぶりのハラダーです

ことしもこの季節がやってまいりました!?
一年生後期の授業と言えばこの応用造形演習。
また、学生たちと張り合って作っています。
今日は、作品例として、先日諏訪のWSで作ったモノのバージョンアップ版を作ってみせました。

左:水場のゾウ 右:木を見て森を知る

ゾウは、胴体のつなげ方を変更して、当初イメージした動きをなんとか実現しました。
森は、組み立て方の見本として、各要素の動きがある程度連動して起るように、構成しています。

来週は今検討中の「サイ」をなんとか形にする予定。

2010年12月13日月曜日

企業活動の中の情報デザイン

情報デザイン論1 第10回

2年生対象の講義授業。
今日は非公式な特別講義として、博報堂の方をお招きしての授業。
企業では実際、何をデザインする必要があるの?という講演をしていただきました。

2010年12月6日月曜日

博物館での情報デザイン

「デジタル表現」第09回

3年生対象の講義授業。
今日の授業は、佐藤優香さん(国立歴史民俗博物館)を非公式にお招きして、博物館を情報デザインのフィールドととらえた場合の課題や可能性について紹介していただきました。

2010年12月5日日曜日

ワクワク博物館の作り方@三重県立博物館

ワクワク、ハコブツ館!?

今日は塩瀬さん(京大)ファシリテーションのワークショップ。
アウトドアでのドキュメントウォールは今回初の試み。


しまった

アウトドアのWSでこの時期にしては好天気。うかつにも帽子を忘れました。やむなく、即席日よけハットを制作。怪しいおじさん状態でドキュメンテーションに臨みます。しかしこのぼうし、傑作だなぁ。売れるかなぁ。
※iPhoneの自分を撮れる機能は便利じゃのう。

ワクワクをワケワケ

このWSの目玉のもうひとつは、地面に広げた大きな地図上に、公園内で見つけてきた「ワクワク」をマッピングしてみんなで眺める、という経験。生きたバッタやカマキリまで拉致されて、展示されてしまいました。
自慢の一品や、みんなに分けてあげたい品々がマップ上に配置されると、公園全体博物館の模型を眺めている様。もうすこしじっくり味わいたかった・・・。

ドキュメントウォール・モバイル!?

アウトドアでは壁がない。DWどこに貼ろう?地図に貼ろう!
この写真のように、いい感じです。地面のDWもいけるでぇ。

2010年11月28日日曜日

子ども会議@三重県総合文化センター

新しい博物館のかたちを市民とともに考える!!


三重の子どもたちが県立博物館の学芸員の人たちと一緒に「博物館活動」をする、というプロジェクトの成果発表会に参加しました。
プログラムは、各プロジェクトの概要プレゼンテーション、さらにポスター発表、座談会形式のディスカッションという流れ。後半には三重県知事も参加して、地域の人々の博物館への期待の高さやそれに応えようとする学芸員の方たちの情熱に感動しました。三重県、いい県だなぁ。千葉県も見習って欲しい、というのが正直な感想。

もちろん私の担当はドキュメントウォール。
前回の「ふでばこ展覧会」に引き続き、今回も「チェキ」での戦いです。ワークショップの場合は写真メインでかなり説明できるのですが、今回のようなディスカッション中心の出来事の場合は、表現構造を箇条書きにするか、チャートにするか、悩むところ。今回は、時間も短いので箇条書きベースで表現しました。
チェキは便利ですが、カメラの性能がいまいちなんだな。もう一回り大きい印画紙があって、フレーミングももうちょっと精度が高いといいのに。あと、フィルムが出てくるときの音、でかすぎです。

2010年11月20日土曜日

インフォグラフィックスワークショップ3

麹町を時間旅行する

日時:11/20(土)、9時30分~18時00分 (終了後懇親会)
場所:株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ セミナールーム(麹町)

チューブグラフィックスの木村さんが主催するインフォグラフィックスのワークショップの第3弾に、オブザーバとして参加してきました。(詳細はこちら
「麹町」を時間軸という視点で斬ったインフォグラフィックス制作が今回のテーマです。14名の受講者とオブザーバーが4つのグループに分かれて、最終的には個別の作品を作るのがゴールでした。

ざっとプログラム

参加者は事前課題として「麹町」について調査し、インフォグラフィックス化のためのアイデアスケッチを用意していました。それらをもとにまずグループ分け、そしてグループごとに自己紹介をかねてアイデアを共有します。その後、フィールドワーク、ランチ、アイデアのまとめ、ディスカッション、デザイン、発表・・・とかなり密度の濃いプログラムでした。

さて我がグループは

私は地理的な情報をテーマにしたグループに参加させてもらいました。地図が大好きなライターの方、外濠を科学的に研究している方、など、かなりコアな情報をお持ちの方がメンバーに居たため、そこに吸い寄せられました。
実際に街を歩いてみると、まさに地形図の通り。町並みなのに妄想の中では川底を歩いている気分。

さぁ作品に

個別制作がゴールなので、本来であればメンバーひとり一人にアドバイスすべきところなのですが、内容があまりに面白かったのでこっそりみんなで共有する方向に誘導してしまいました。ちょっと申し訳なかったか・・・メンバーの皆さんごめんなさい。

今日の体験、議論の内容を視覚化

私自身も表現しなくては、と時間ギリギリにまとめたのが下記の2案。
左案は、今日の体験を視覚化するコンセプトで、グループで歩いた軌跡をベースにした地図表現です。右案は今日の議論のまとめ。武蔵野台地の端っこにあるこの場所の人為的な変化を時系列に表現しました。ちょっと説明不足なので、このスケッチだけでは最終作品がイメージしにくいですね。スミマセン。

おまけ

千葉工大の学生が3名参加してくれたことに感動です。

2010年11月9日火曜日

農園取材@佐倉

デザインは農業に貢献できるか

来年度に向けた仕込み、というと大げさですが。「農業」という、人が生きていく上で欠かせない生産活動に情報デザインで何か貢献できないかと考えています。その予備調査的に、地元で長く有機農法を実践されている農園を見学させていただきました。

なにより、土のにおいをかいだり、土の上を歩くのは何年ぶりだろう。ヤバいです。

2010年11月7日日曜日

ふでばこ展覧会@三重県立博物館

博物館きわめるプロジェクト
展示って何だろう

ふでばこてんらん会 by 佐藤優香さん


リニューアルを目指して、市民を巻き込んだ準備活動を進めている三重県立博物館。今回は佐藤さんの十八番「ふでばこてんらん会」のお手伝いに行ってきました。

お友だちの筆箱について取材

ペアになってお互いの筆箱の中身を取材。一品ずつカードにまとめ、みんなで共有しました。イラスト付きで、ひとつひとつの「もの」の来歴が明らかになりました。

持ち主のことが伝わるような展示を作る

カラフルな展示台のうえに、展示を作り上げて行きます。ただ中身を見せるのでなく、持ち主のその人「らしさ」を表現するのがゴールです。

展覧会でみんなからコメントを

展示が完成したところで、休憩をはさんで、展覧会開催です。気になる展示にはポストイットで感想や質問を貼っていきます。

ドキュメントウォールは

今回のドキュメント・ウォール(DW)の目的は、佐藤さんのワークショップのデザイン、構造、ポイントなどをボランティアスタッフの方々に説明するツールとして、ワークショップをリアルタイムに視覚化していくことでした。
DWで最近トライしている参加者の書き込みも、今回は子どもたちのノリがよく、いろいろなコメントを得ることができました。
今回は写真はチェキで、撮影と書き込みを一人で担当。久しぶりにフルパワー・ヴィジュアル・オーガナイザーです。

WS終了後のスッタッフミィーティングで出てきた意見や視点をここにメモっておきます。

・DWは放っておくと何も残らないWSの活動記録を残すための手段である。
・美しい記録を残すことよりも、経験や記憶を呼び覚ますトリガーとしてデザインされている。
・DWに表現された写真、説明、参加者のコメントをみながら、ファシリテーターがプログラムの進行をコントロールできる。
・参加者、見学者、サポーターに、DWを指差しながら経過やポイントを説明できる。

2010年10月25日月曜日

武士とはなにか

歴博の企画展でiPadのトライアル

今日は、明日から始まる企画展『武士とはなにか』の内覧会です。iPadでコンテンツを展示するチャレンジをしています。準備の時間も少なく、インタフェースに凝る余裕もなく、とりあえず資料を閲覧するためだけのものですが、注目度は高いです。
会場に持っていく前に研究室で動作の確認

誰かが作った環境にのっかって表現をするのは難しいな。でも、そういう社会化されたメディアでないと標準化もできないし。もっと川上からデザインに参加できる機会を作りたいものです。scratchなんかはもっと攻めてもいいなぁ。

ところで、この『武士とはなにか』展、中身はめちゃくちゃ面白いです。ぜひご覧ください。
http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html

2010年10月20日水曜日

ISIDC2010 VXworkshop@Hakodate 4日目

ひさびさのはこだて未来大学


朝一番で昨日までの「リアルタイム・ペーパー」を納品したあと、はこだて未来大学に向かいました。
ワークショップに関わった人たちが集まる機会はもう当分ないだろうということで、ここで振り返り。

2010年10月19日火曜日

ISIDC2010 VXworkshop@Hakodate 3日目

プレゼンテーションの時間が迫っています

昨日までの活動をまとめ、夕方のセッションでの発表に備えるのが今日のミッション。
各グループとも、昨晩は夜中までがんばったようで、眠そうだけど何かをつかんだ様子。
発表に期待しましょう。

2010年10月18日月曜日

ISIDC2010 VXworkshop@Hakodate 2日目

はこだて国際ホテルにて

ワークショップキャラバン、本日はカンファレンスの会場となっているホテルの会議室がワークショップ・スペース。

2010年10月17日日曜日

ISIDC2010 VXworkshop@Hakodate 1日目

どんぶり横町市場の2階会議室で何かが始まる

諏訪が終わったら、次は函館です。
ISIDC2010(International Service Design Conference)において企画されたデザインのワークショップです。
ここでのミッションはDWを使ってのWSの記録。

2010年10月16日土曜日

ものづくりWS@諏訪工業圏メッセ 3日目

プレゼンテーションの日

午後一番の発表会に向けて、作品の追い込みです。モビールらしい、バランスの変化で揺れ動く作品を追加しました。

完成した作品を来場者に向けて発表。


最終的にDWはこんな形になりました。
記録される側になることでの気づきが今回の収穫です。
DW制作:等々力、小早川

2010年10月15日金曜日

ものづくりWS@諏訪工業圏メッセ 2日目

おお、金属の質感

作品づくり、楽しいです!

2010年10月14日木曜日

ものづくりWS@諏訪工業圏メッセ 1日目

久々のモビール制作

今回はWS参加者として、あるいは本業のデザイナーとしてのWS参加。
朝一番で、まずは金属加工を専門とする「コジマ工業」を見学。今回のWSでできることやそのための設備を確認しました。

2010年10月13日水曜日

諏訪圏工業メッセ

明日から始まるイベントで、ワークショップを実施します。
今日はその会場設営。

2010年10月8日金曜日

シーボルトを追ってミュンヘンへ

歴史研究の情報デザイン的支援

ほとんど国内出張のようなスケジュールで、今日からドイツ出張です。国立歴史民俗博物館の研究者の方に同行して、シーボルトがドイツに持ち帰った「日本」の資料調査に参加しています。

2010年9月12日日曜日

日本科学教育学会@広島大学

洛中洛外図屏風キットについて発表

佐藤優香、原田泰、小島道裕、楠房子
「博物館の資料と街をつなぐ学びのデザイン」
日本科学教育学会年会論文集34、pp.159-160

会期は11~12日でしたが、入試と重なっていたため、自分たちの発表だけしてとんぼ返り・・・。論文集を見ると、けっこう面白そうな発表が盛りだくさんなので、次回はもう少し積極的に参加しても良いかも。

帰り際に寄ったお好み焼き屋さんはヒットでした。

2010年8月26日木曜日

祭りのあと・・・なのに

MIT最終日は、scratch自主ワークショップ!

ドキュメンテーションチームで、今回のカンファレンスの振り返りをしようと集ったのですが、内容はscratch勉強会に!
「で、結局scratchってどうなん?」という若者たちの疑問に答えるべく、中京大学の宮田先生、上芝先生のscratch教室が展開。

2010年8月15日日曜日

scratch @ MIT その4日目

最終日

楽しい時間ほどアッという間。
午後一番のクロージングセッションで、ドキュメンテーションチームが紹介されました。

2010年8月13日金曜日

scratch @ MIT その3日目

Documentation Wall

やっております。今日も朝から。前日の夕方のセッションのまとめはどうしても朝の作業になってしまいます。朝一番は毎日Keynote Speechで終了後みなさんがPost-it!を貼りにくるので、それまでにDWを整えておかねばなりません。

夕方のBBQパーティ終了後もねばって、なんとか今日の分まで作り終わりました。

2010年8月12日木曜日

scratch @ MIT その2日目

朝から、ドキュメント・ウォールの準備です。下地には昨日のワークショップ情報を表現。これから始まるwelcome and Keynote session で参加者の方にコメントをpost-it!に書いてもらい、それを壁に貼ってもらうためです。

Poppet Show @ MIT

今日は我がチームのプレゼンテーション&ワークショップ。
歌っちゃいました。
Beyond Programming: A Collaborative Learning Environment Powered by Scratch, PicoBoard, and Traditional Media
Yoshiro Miyata, Yasushi Harada, Nobuyuki Ueda, Tomoyuki Sowa, Kazuzi Mogi, Ryoko Matsumoto, Keiko Onishi, Chihiro Tetsuka

2010年8月11日水曜日

scratch @ MIT その1日目


明日のための戦い

明日の午後に私たちが担当するセッション、未だ準備中です(ギリギリまであがいているのはいつも通り!?)。参加者の作品の表示方法を宮田先生と相談しつつ、頭の中ではポペットくんのストーリーと演技のシミュレーション中。


PreWorkshopに参加

Sensing the World with the Scratch Sensor Board
PicoBoardを使ったプログラミングをテーマにしたワークショップに参加しました。Poppet Showで初チャレンジしたセンサー表現ですが、もっと深めたいと思います。

参加者は学校の先生たちが多そうでしたが、みんな行けてるわ・・・。敗北宣言。結構面白かったです。
私としては、ペットボトルの中の水を利用して抵抗の変化をつくり出しパラメータに利用する方法をマスターできて感激です。これは使える。

2010年8月10日火曜日

5年ぶりのMIT

やってきましたメディアラボ

Boston Children's Museum


かなり歴史のある子どものための博物館。京都と提携しているそうで、町家の建物を完全再現した展示があります。
町家の展示をどう活用していくか、ディスカッション中。

明日からのカンファレンス、その準備

結局、やるのかドキュメントウォール・・・。

2010年7月4日日曜日

デザイン学のデザイン

ドキュメントウォールをデモ

デザイン学会のオーガナイズドセッションで、やらせていただきました。内容、面白かったです。

日本デザイン学会@長野大学

出来事を視覚化するドキュメント・ウォールの活用
ノウハウの抽出とツール開発に向けた考察

発表終わりました。
今回のプレゼンテーションは手描きにこだわってみました!?
この図一枚で勝負。

2010年6月19日土曜日

ワークショップのためのワークショップ@諏訪

精密板金加工、京大、多摩美、千葉工大?

秘密基地にて、大人が何やらいろいろと企む。いいですね。

2010年6月12日土曜日

出島を歩く

長崎出張とあれば、展示デザインの専門家としては、研究のための調査としてここに行かないわけにはいきません。

2010年6月10日木曜日

市民の表現活動を編みあげる情報技術

人工知能学会、オーガナイズドセッションにて発表してまいりました。
今回の私のミッションは、人工知能学会の方々へのDWの紹介、アピールです。結果として、多くの方に関心を持っていただき、手応えを感じることができました。
年度末の山中湖合宿以来、DWデザインについてまとめる時間のないまま「予感研3」に突入して、その惰性で今日に至っており、今回の発表を機会にしっかりまとめておかねばと、決意を新たにした次第です。

セッション終了後はグラバー園に移動してセレモニー。400人を超える参加者がいる学会・・・すごい。しかも若手がかなり動いてる。某D学会は何とかしないとまずいですな。