2016年4月28日木曜日

エコロジカ量産大作戦 その1

職場で眠っている機材を活用しないともったいない、ということで電動糸鋸を使って「エコロジカ」を量産することにしました。

 手作り一品ものと工業製品化との間の葛藤
先回は、鋸からカッターナイフまで手元にある刃物を駆使して、手業のみで削ってみた。「やればできる」という感じではあったが、細かいところで気に入らないところもあった。その解決の方法として、電動糸鋸を使ってみた。


細かい切れ込みを入れるにも、要所要所で水平垂直を取るにも、要領よく進められる。「こりゃ、相性いいぞ!」ということで、量産化に挑むことにした。

1.鉛筆で当たりをつける
あらかじめパネルソーで切りそろえていた道南杉の端材(45mm幅、18mm厚)に、背中、足になる部分の当たりをつけ、作業開始。40個を一気につくるか迷ったが、ここは「え〜い、やってしまえ」とすべて加工することにした。

今回は量産マシーンに徹するという心構えで作業に臨んだ。したがって、切り込みの場所によって糸鋸の刃を切り替えることも想定し、1行程ごとに、40個まとめて作業・・・これは結構消耗するね。

2.背中と脚の部分に切り込み
製作手順は完全手作業の時と同様、本家八幡馬製作に準じている。太めの直線用鋸刃で背中と脚の部分に切れ込みを入れる。

これはもう完全単純作業なのですぐに飽きるが、我慢が大事じゃ。

3.腹部を切り抜く
ここから徐々に高度な技術が要求される行程に。お腹を曲線で表現するのは師匠直伝。直線系の糸鋸でどうカーブを切り抜くか。徐々にコツを掴んだその極意をご覧あれ。

とはいえ、カーブを描いて切り出すのはなかなか難しく、形が揃っていないのはご愛嬌。


4.前後脚の股の部分を切り取る
幅=板厚が狭く、カッターと彫刻と上の加工では苦戦した脚部の加工。試したい方法があったので、早速実践。ここが腕の見せ所でござる。
コツとしては、まず片側の股部を少し切り欠いて置く。

そして反対側の股部を切り欠いた後に、こちら側も奥まで切り欠く。

電動糸鋸の台に材を斜めに当てて切っていくので、切り込みの加減を慎重に行うのがコツでございる。

むふふ、ここまで来ると、達成感がある。

5.喉元部分を切り取り、二体に分ける
足元が整ったところで、二つの体を切り分けて、基本形態の完成だ。

むふふ。

ここまででも十分楽しめるそ!
でも勝負はこれから。ここからはひとつづつ、じっくり形を整えて完成させるのじゃ。

切り屑は捨てずにとっておいて、大人の火遊び(ロケットストーブの着火剤)に使用予定でござる。

本日これまで。

2016年4月9日土曜日

エコロジカ、道南杉バージョン

スタイロフォームを削ってみて、
大体の形をイメージできたので、
杉で作ってみたくなった。
手元にあるのは、屋台を作っているときに出た端材で
厚みは18mm。
かなりちっこくなるけど、
まぁやってみよう・・・ということで。

1.まずは端材に切り込みを入れる


材料から無駄なく形を取り出すために、師匠は2個一組で材料を切り出していた。
まず背中と足の部分に切り込みを入れ、足の部分を彫ってから二つを切り離すのだが、
今回は時間短縮(というか2個作るのは面倒なので)のため、先に二つに切り離した。



2.足と腹部を削る
師匠が作る八幡馬は、お腹の部分に工夫があった。
一応、それを再現するべく丸みを帯びたラインにしようと試みた。


しかし、小口をなけなしの道具(ノミ、カッターナイフ、彫刻刀を駆使)で
綺麗に削るのは無理だった(泣)。杉、柔らかいくせに手強い・・・。


3.頭部を作る
あごの部分に鋸で切り込みを入れ、その深さに合わせて胸の部分を削っていく。


この辺は一気に進められる。
あごから胸のラインができたら、次は両サイドを前足付け根から頭に向かって削っていき、頭部の大きさを確定する。
師匠はこのあと耳を作り、鼻先を削り、タテガミと尻尾を付けて完成、だった。
しかし、今回作るのはシカ。シカは耳が横から生えているので、削って作るのは断念し、別パーツを挟み込むことに。



したがって工程は、まず耳をつける部分に切り込みを入れ、鼻先を削る。それから、耳パーツを作って頭に挟み込み、耳の形を整えたら頭部は終了だ。

4.仕上げ
尻尾の部分を残して背中の面取りをし、額に穴を開けて杉の葉を刺して完成!


ああ、いい道具が欲しい・・・。

2016年4月5日火曜日

八幡馬、自分で削ってみたい!


ということで、部屋に転がっているスタイロフォームで
八幡馬ならぬ、八幡シカを作ってみよ〜う!


こちらは先日、八戸で買ってきた八幡馬(量産型)


はいっ、できた!
外で落ちてた桜の枝を拾って頭に刺してみた。
ちょっとバランス悪いかな・・・


お土産八幡馬の比率に合わせてもう一度。
バランスをどうするかは悩みどころだ。